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Shopifyの管理画面では、商品ごとや配送元のロケーション(倉庫)ごとにカスタム配送料を設定することができます。特に購入金額による送料無料設定は、顧客の購買意欲を高める効果的な手段となります。今回は、Shopifyのカスタム配送料で購入金額による送料無料設定を行う際の手順と留意点について詳しく解説します!
以上の手順で商品ごとに送料無料の設定ができます。
送料無料設定時には、カートに追加されたすべての商品の合計金額で送料無料の条件が計算される点に注意しましょう。以下の例で詳しく解説します。
例えば、商品A(1,000円)をカスタム配送プロファイル「プロファイルA」として登録し、ロケーションAを配送元とする送料を設定します。また、基本の配送料のプロファイルでは、ロケーションAを配送元とする商品B(5,000円)の送料「800円」を別途設定するとします。
カスタム配送「プロファイルA」では、¥0–¥4,999の購入時には700円の送料を請求、¥5,000以上の購入時には送料無料と設定するとします。
この時、送料無料の条件を満たす「¥5,000以上」という計算は、カートに追加された同じ配送元のすべての商品の合計金額で計算されます。
そのため、顧客が商品A(1,000円)と商品B(5,000円)を1つずつカートに追加してチェックアウト画面に進んだ場合、カスタム配送料のプロファイルAでは同じ配送元Aのカートに追加されたすべての商品の合計金額は6,000円となり、¥5,000以上の購入時の条件を満たすので、プロファイルAでは送料無料が適用されます。しかし、商品Bが含まれている基本の配送料のプロファイルが別途計算されて800円が請求される仕組みとなっています。
つまり、プロファイルAのように設定しても送料無料の条件である5,000円が計算される際はカスタム配送料として作成したプロファイルに登録されている商品Aのみの合計ではなく、カートに追加された商品の合計金額で計算される点に注意が必要です。
Shopifyの送料設定は、オンラインストアの運営において重要な要素の一つです。購入金額による送料無料設定は、顧客の購買意欲を高める効果がありますが、設定の際には注意が必要です。特に、カートに追加された同じ配送元のすべての商品の合計金額で送料無料の条件が計算される点には注意しましょう。
この記事を参考に、Shopifyの送料設定を適切に行い、顧客満足度の向上を図りましょう!
配送プロファイルについては、ヘルプセンター記事: 配送プロファイルもあわせてご覧ください。
その他、ご不明な点がありましたらShopifyサポートまでお気軽にお問い合わせください。