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風呂敷を進化し続ける生きた文化として世界中へ届ける”むす美”の想い

山田繊維株式会社(むす美)は京都の地で風呂敷製造卸売業:山田貫七商店として昭和12年に創業。会社名は山田一族が経営する風呂敷=繊維の会社が由来でブランド名「むす美」は、生す(むす)」+「美」を語源としています。

メイン商材は1000年以上前から使われているという記録がある風呂敷で、その他ハンカチや袱紗、風呂敷用のアクセサリーや書籍を販売しており、日本の心が育んできた「ふろしき」という美意識を進化し続ける生きた文化として日本のみならず世界各国へ「FUROSHIKI」を発信しています。

過去から現代に受け継がれる「心の文化」と「持続可能な知恵の文化」の魅力を風呂敷を通して伝えたいという”むす美”の成長の秘訣と今後の展開について語っていただきました。

 

 

<目次>

  1. 越境販売に強いWebプラットフォームを求めて
  2. ”サスティナブルな暮らし”へ、さらなる商品開発を企画
  3. 今後の国内/越境販売に向けて

 

1. 越境販売に強いWebプラットフォームを求めて

 

Shopifyを開始したきっかけとして、海外専門のウェブサイト立ち上げを検討していた際に、知人にECの最先端であるShopifyを勧められた為にShopifyの利用を始めました。Shopifyを利用する中で、良いと感じることはアプリを後付けすることで自由度の高いカスタマイズができる点です。他にも無料デザインテンプレートでも十分にデザイン性の高いサイトがコード編集なしに実現できる点も魅力と感じます。

 

2. ”サスティナブルな暮らし”へ、さらなる商品開発を企画

 

“ふろしきのある暮らし”は、実は “アートごころ”を楽しんだり”サスティナブルな暮らし” に繋がっていることをご存知ですか?今後企画している新商品や展開として、サステナブル素材での商品開発をさらに展開していきたいと考えています。現在むす美全体で売上トップの撥水風呂敷、アクアドロップシリーズの素材はポリエステル100%から再生ポリエステル55%に変更する予定です。再生可能な素材に切り替えたり、プラスチックのパッケージを削減して環境へやさしいものづくりへ近づけるように意識しています。

 

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3. 今後の国内/越境販売に向けて

 

ビジネスを運用してきた中で、アメリカの化粧品会社の特別セット用の別注風呂敷を製作した案件が印象に残っています。風呂敷文化を伝えたいと具体的にお話を持ちかけてくださる企業様が国外からしばしばご連絡下さることも印象的です。また、風呂敷を作っている海外の会社が少しずつ増えていることも驚きです。現在一番人気のある商品は日本芸術を代表する浮世絵をモチーフにした104 Ukiyo-e | Under The Wave Off Kanagawa Beigeとなっております。

 

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このように風呂敷の活躍の場は世界中に広がっており、今後新たに取り組みたいこととして海外の学校等でワークショップを行う等、文化の継承と共に職人さんを守っていける活動ができればと考えております。実際現在もリピートに繋がるよう、国内外問わず社内研修から個人利用に至るまで積極的にワークショップを行っています。

 

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また、風呂敷は使い方を知っていただくことで魅力が伝わる商材の為、Youtube等のソーシャルメディアも通じて風呂敷の活用方法を配信しています。今後のビジネス展開としてShopifyとInstagramのショップを紐付け、さらなる展開を目指しております。このような取り組みを通じて、商材だけでなく風呂敷の持つ哲学や道徳、長い歴史や文化も伝われば嬉しいです。

 

 

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