Shopifyで食品表示法に対応する3パターン整理

はじめに

Shopifyで食品ECを始めると、まず最初にぶつかるのが「食品表示法に基づく一括表示」をどう商品ページに載せるか問題です。原材料名・アレルゲン・栄養成分・賞味期限・製造者…と項目が多く、商品数が増えるほど運用が重くなっていく。

調べても日本語の情報が意外と少ないので、自分なりに3パターン試した結果を整理してみました。同じところで悩んでる方の参考になれば。

パターン1: 商品説明文に直書き

メリット

  • 実装ゼロで今すぐ始められる

  • どのテーマでも動く

デメリット

  • 検索・フィルタリングができない (例: 「卵不使用」での絞り込みが不可)

  • 表記揺れが防げない (「卵」「玉子」「タマゴ」が混在しがち)

  • 原材料変更時の更新漏れが起きやすく、最悪食品表示法違反につながる

商品数が少なければアリ、増えてきたら破綻する典型パターン。

パターン2: メタフィールド + Liquid

メリット

  • 構造化データとして保持できる

  • アプリを使わないので追加コスト無し

  • CSVインポートで一括登録も可能

デメリット

  • アレルゲン28品目の設計がしんどい (boolean × 28フィールドにするか、リスト型1フィールドで持つか、運用方針で揉める)

  • 栄養成分の自動計算は別途仕組みが必要 (結局Excel管理になりがち)

  • 商品ページへの表示にLiquid編集が要る → テーマ変更時に作り直し

  • 法令改正(遺伝子組換え表示の改定など)があると都度対応が発生

正直、中規模になるとここで力尽きやすいです。

パターン3: 専用アプリ

メリット

  • 食品表示法のテンプレートが最初から用意されている

  • 栄養成分の自動計算

  • CSV一括投入、法令改正への追従もアプリ側で対応

  • テーマ変更しても表示が壊れない

デメリット

  • 月額コスト

  • 日本の食品表示法に特化したアプリは選択肢が少ない (海外の nutrition label 系アプリは基準が違うのでそのまま使えない)

どう選ぶか

ざっくりの目安:

  • 商品数10点以下、入替も少ない → パターン1で十分

  • 商品数10〜50点、社内にLiquidを触れる人がいる → パターン2

  • 50点超え、または商品入替が頻繁、または複数人運用 → パターン3

メタフィールド管理の人件費はバカにならないので、ある程度の規模になるとアプリ料金の方が安く済むケースが多い印象です。

おまけ

ちなみに、私たちもこの領域の食品ラベルアプリを開発中で。よろしければ覗いてみてください。 [リンク]

食品表示まわりの「あるある」、コメントで教えてもらえると嬉しいです。「うちはこういう運用にしてる」みたいな現場Tipsも歓迎です。